この投稿は、慢性的や腰痛や肩こりといった痛みを患う方の施術に特化した整体院アルファが、痛みでお悩みの皆様に最新のエビデンス情報をお届けするコラムです。
慢性疼痛専門整体アルファは福岡市南区大楠で施術を行なっています。長年の痛みに悩まされている方はぜひ一度当院にお越しください。必ず皆様のお力になります。
今回は、2019年にNonspecific Low Back Pain and Return To Work.にて発表された「腰痛に対するベストプラクティス」というテーマで解説していきます。
昨今SNSをはじめ腰痛に対する治療介入が様々唱えられていますが、その中には正しいとは言えない情報も沢山あります。
Nonspecific Low Back Pain and Return To Workはアメリカで発表された論文で、アメリカ国内の様々な(医療関係)学会が腰痛に対する最良な介入方法を提唱しています。
以下では、そこで記された6つの介入を記載します。
項目は6つありますが、最初の3つは「画像診断を多用しない」ことが言及されています。
【アメリカの学会が発表】腰痛に対する最良の治療介入
①画像診断を無闇に乱用しない
特定の適応がない場合、急性の腰痛に対して画像診断(磁気共鳴画像法、コンピュータ断層撮影、またはX線撮影)を避ける。
推奨団体:アメリカ麻酔学会
②労働により発生した腰痛に対しても真っ先に画像所見を行わない
急性の非特異的腰痛を持つ労働者に対して、初めにX線撮影を行わない。
推奨団体:アメリカ産業・環境医学会
③まずは腰痛に関する身体評価を丁寧に行う
徹底した身体検査を行わずに腰痛のための画像診断を行わない。
推奨団体:アメリカリハビリテーション医学会
④腰痛があるからといって安静にすることを勧めない
腰痛のために安静を勧めない。腰痛患者はできる限り活動を続けること。快適な姿勢を見つけて、急性腰痛の症状を悪化させない程度に社会活動に参加するよう奨励すべきである。
推奨団体:北米脊椎学会
⑤腰痛に対して長期的な受動的治療を避ける
腰痛治療において、治療計画の一環として有効でない限り受動的または緩和的な理学療法を長期間にわたって使用することは避けてください。(つまりマッサージなどがこれに該当する)
推奨団体:アメリカカイロプラクティック協会
⑥予防のために装具を多用しない
腰痛の長期治療や予防のために腰部サポートやブレースを処方しない。
推奨団体:アメリカカイロプラクティック協会